No.781-810
私は貴方のことが嫌いだけど貴方も私のことが嫌いだからお互い様だと思うんだ。不幸になっちゃえ、なんて考えちゃうの。
価値を決めるのは自分だと言ったあなたのその価値観は自分で決めたのですか。
子分でいたいのです。生きていくのが楽なので。
本当に僕と同じ成分でできているのですか。
せめて100番以内に居させてください。
巡り続けて最期には、会いに来てくれるのだと。
色褪せることのない記憶のアルバムを捲る手を、どうか止めてくれませんか。
読み上げられる罪状は見に覚えの無いものばかりで。
口から出れば嘘になってしまうから。
そばにいる誰かはいつだって余計だから。
ここが夕焼けに染まっていたときの話です。
その動きが止まったら、さようなら。
風に揺らめくまっさらな便箋の送り主に涙を。
そんなちっぽけなもので満足してくれるのね。
聞き覚えの無いはずなのに、その言葉が無性に懐かしいよ。
嫌だと言った私に、それでも手伝え、と貴方は。
溶けた想いは白い息と同じように薄れて、消えて。
好きだ、と伝え続けるだけで叶ってしまったから。
明日どころか1秒後すら保証してくれないのに。
悲劇的な終わりは、いつだって語られるから悲劇なのです。
耳なんて澄ませなくても、ただ声をやめるだけで。
受け止めきれるはずがないと分かっていたのに。
絶望だけを与え続ければ出来上がりです。
子どもの君を捨てて、私と一緒に大人になって。
私は貴方達を見ていることしかできないので。
二人きりだと寂しくてしょうがない。
静けさの中で暗闇に呑まれたくはないんだ。
薄っぺらで空っぽな自分を愛せなくなってしまうから。
僕も君も強いから、きっと誰にも救われない。