邂逅と輪廻

No.31-60

いくら仮面を着けても、完璧にはなれなくて。

たとえ空が繋がっていても、君が隣にいるわけじゃない。

あぁどうしよう、幸せすぎてたまらない。

誰にも嫌いと言えないのは、私が嫌われないためでしかない。

貴方に送りたいのは『あ・り・が・と・う』の5文字。

完璧になれたとしても、その先にあるのは嫉妬と妬み。

涙を見せなくなった時、無色の世界が広がった。

貴方のことを想う度に、私は弱くなる。

嬉しくて流す涙を、私は初めて知った。

あの日見上げた夜空、星が一つ流れた。



悪魔に心を奪われた天使は堕天使へと姿を変えた。

徐々に薄れゆく意識の中で、想うのは貴方のことだけ。

奪うしかできない僕らは、傷付け合って生きていく。

どんなに叫んでも、僕の声は君に届かない。

世界はとても大きくて広くて、僕らはほんとにちっぽけな存在だった。

こんな私でも、貴方は必要としてくれますか?

たとえ世界を敵にしても、君だけは守りぬくと誓います。

私は絶対に幸せになるから、だからもう泣かないで。

『明日』が『今日』の続きとは限らない。

人間なんて、結局は自己中心的なものでしかないのよ。



終わらない夢と限りある現、どちらの方が幸せか。

初めて出会ったこの場所で、僕はまだ生きてるよ。

所詮は人間も動物。本能と欲望のままに生きているの。

幸福がずっと続くはずないって、分かっていたはずなのに。

人は独りじゃ生きられないのに、どうして他人を拒絶するの?

私は貴方を願うばかりで、何もしてあげられない。

何が真実で何が虚偽かなんて、決めるのは君だよ。

真実=事実でないことに、僕らはいつ気付くのだろう。

雨に濡れたいと思うのは、後悔している心の現れ。

愛じゃないのは分かってた。ただの執着だってことも。



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