No.511-540
勇気を出して何かが変われるのならとっくの昔に変われてるよ。みんなが羨むこんな自分が誰よりも一番嫌いです。
助けたいと願えば願うほどどうして君の手は遠くなるの。
嘘を吐いたところであんたなんかに影響はないだろ。
自分の殻に閉じこもってみたけど、やっぱり世界は汚いままだよ。
世界は確かに美しいけれど、それは君が隣に居るからなんだよ。
笑って笑って笑って隠せたつもりだったけど、どうしてバレちゃったのかな。
クルクルと回る世界のスピードは速すぎて、いつも僕は置いていかれてしまうんだ。
本気を出さずに言い訳ばかりで塗り固めた私の姿は醜いですか?
透明な君がどうしても染まってくれなくて、それが何よりも悔しかった。
羨んで憎だこの感情は、結局誰にもぶつけられないまま消えもせずにだただた積み重なっていて。
初恋に憧れて失ったものはもう二度と戻らないのだと。
いつかまた会える日が来るはず、なんてないのに。
過去に戻れたら、真っ先に自分を消してすべてを終わらせるから。
この一歩は偉大な一歩で、でも結局は一歩でしかないから。
爪先立ちで背伸びしてようやく指先に触れたそれは、あっという間に落ちて割れて消えちゃった。
私はもう一緒には居れないけれど、でも君にはほら、まだまだ一緒にいる人が居るでしょ?
悩んだふりしちゃってさ、本当は何も考えてないくせに。
寝て起きて寝て起きて、何も変わらないまま迎えた最後の日。
大切な何かを守るためにその何かを壊すなんて馬鹿げてるよ。
あぁごめん。ほんのちょっとした出来心だったんだ。
忘れるためにあなたのことを覚えていました。
にやけて上がった口の端が切れて、あぁ愉快。
誰かの声が聞こえるけれどそれはきっと気のせいだから無視をした。
僕が見ているこの世界はきっと僕にしか見えていないんだよね。
唯一の自分を守る砦さえ失って、今の気分はどんな感じ?
そのうるさい口がもう二度と動かなくなるなら本望だよ。
狂ってしまえばこんなにも世界は幸せなのに。
知ってるよ、みんな僕のことが嫌いなんでしょ?
自分で終わらせた物語の続きを知ることなんてできないよ。