邂逅と輪廻

No.631-660

寂しさなんてとうの昔に忘れました。

裏切ったら信じてくれますか。

無力さに嘆く時間をください。

ごめんね、僕は君を守りたくなんてなかった。

その手は何をするためのモノですか。

やぁ、おやすみを言いに来たんだ。

虚無感に酔いしれて良い気分かい。

独りが弱いと誰が決めた?

まだ応えるだけの余裕はあるから。

平和を作るためにたくさん××しました。



ほらほら、繋がれた足を動かしなよ。

王様を気取ったところで所詮一般人のくせに。

おかえりの言葉すら言う資格がないのですか。

追い続けて逃げ続けて、一体それが何だったのか忘れてしまうほど。

ヒトのフリをさせてください。

冷たいのは心じゃないんだ。

繋ぎ止めたのはオレで、傷付けたのは僕で。

どうして最後を私にしたのですか。

見て見ぬふりの辛さなんて知らないくせに。

その実感が欲しかったんだ。



必要ないなら必要ないから。

昼間の星をきれいだと思えますか。

あの人はどこに消えたのでしょう。

無邪気に無意味に無関心で。

殴る拳を持っていないから。

一房だけ、ください。

煩いから耳を塞いで、奥底に隠してしまいましょう。

空き部屋に埃は見当たらなくて。

あの日は雨で、今日も雨で、この先もきっと雨の日に。

カーテンが揺れて、扉が開いて。



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